
第1話、2話までワンダヴィジョンの劇中でのCMは、ワンダの過去のトラウマから来ているものと思っていましたが、インフィニティ・ストーンも関係しているのではないかといわれています。
この記事では、それぞれのCMに関連したインフィニティ・ストーンと、ワンダのトラウマについて紹介していきたいと思います。
ワンダヴィジョン劇中CM インフィニティ・ストーンとワンダのトラウマ
一旦落ち着くために考察置いときますね…
トースター → マインド(原作でヴィジョンは喋るトースターと揶揄される)
時計 → タイム
入浴剤 → スペース(形と色的に)
赤い液体 → リアリティ
海外でよく言われてるcmとストーンの関連性は確実っぽい。#ワンダヴィジョン pic.twitter.com/dgITc1fdCg
— らざにあ (@___lazlaz___) February 5, 2021
第3話のヒドラ・ソークからおや?と思われていた方も多いのではないでしょうか?
インフィニティ・ストーンとの関係については、海外のcomicbook.comの記事でも読むことができます。
第1話のCM スタークインダストリーズ「トーストメイト2000」(マインド・ストーン)
このCMに関連するインフィニティ・ストーンは、原作ではヴィジョンが”しゃべるトースター”と揶揄されているところからきていると思われるので、ヴィジョンの額についているマインドストーンではないかといわれています。
黒焦げのトースト=ワンダの両親?
番組中盤のCMで紹介されるトースター「トーストメイト2000」ですが、製造元はスターク・インダストリーズです。
スターク・インダストリーズといえば、アイアンマンことトニー・スタークがCEOを務めていた元軍需産業会社ですね。
CM開始直後に出てくるトースターから、2枚の黒焦げのトーストが見えます。
一見すると失敗して焦げただけのように思えますが、この黒焦げの2枚のトーストは、ワンダが幼い頃、スターク・インダストリーズ製のミサイルで亡くなった両親の暗喩ではないかとされています。
ワンダのトラウマが1番色濃く出たCM「トーストメイト2000」
そして古いトースターの場面から、スターク・インダストリーズの新商品「トーストメイト2000」が紹介されるわけですが、トーストが焼きあがる間に聞こえる電子音が、「アイアンマン」に出てくるスターク・インダストリーズ製のミサイルのカウントダウンの音と似ています。
そしてカウントダウンの音がなっている最中、テレビの女性が少し焦れているような表情がアップになります。その後おいしそうに焼きあがったトーストが映し出されるのですが、
これは、両親が亡くなった後、ワンダと双子の弟・ピエトロの前に落ちたミサイルの不発弾に、いつ爆発するかわからない恐怖でミサイルの前から二日間身動きが取れなかった状態と、黒焦げの食パンの対比できれいに焼けたトーストは生き延びた二人を表しているようにもとれます。
そして女性がトースターのスイッチを押したときの音は、アイアンマンのリパルサーレイの音のように聞こえます。
下の動画の1分28秒くらいにリパルサーレイの音が聞けます。
CMの最後は、キャストの男性の「過去は忘れましょう。これが未来です!」というセリフで締めくくられます。
スターク・インダストリーズは間接的ではありますがワンダの両親を殺害した過去があり、ワンダとピエトロにとって大きなトラウマとなっています。
トニーを憎んでいたワンダは「エイジオブウルトロン」でアベンジャーズとの戦いを経て和解しましたが、「忘れましょう」というのはあまりに残酷ですね。
第2話のCM ストラッカーの腕時計(タイム・ストーン)
このCMについては、ヒドラの残党であり、ワンダとピエトロを実験体にしたストラッカーが関係していることのみで、なぜ腕時計のCMなのかという理由はわかりませんでした。
しかしタイムストーンが関係しているということなら、時計は時を刻むものなのでCMの意味が通ります。
ヒドラは『キャプテン・アメリカ』から登場している悪の秘密組織で、アベンジャーズもヒドラの残党に苦しめられてきました。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にて、ワンダとピエトロを実験体にしていたバロン・ストラッカーから、ワンダのトラウマとしてストラッカーが来ているのではないかと思われます。
腕時計にはヒドラのロゴマークが入っており、「SWISS MADE」と記されているあることからスイス産であることがわかります。
スイスといえば、ヒドラのトップ、レッドスカルの部下であり科学者のアーニム・ゾラの出身地でもあります。ワンダとゾラに直接の接点はないはずですが、何か関係があるのでしょうか。
このCMのキャッチコピーは、「ストラッカー、あなたのために時を告げるもの (字幕は「ストラッカーは常に時を刻む)」
第3話のCM ヒドラ・ソーク(スペース・ストーン)
このCMに関係しているストーンは色や形からして、4次元キューブに入っていたスペースストーンでしょう。
2話連続でヒドラの製品紹介です。
CMでは、「世界から逃げ出し、すべての問題を水に流せる自分だけの世界に浸りましょう。逃げ出したいけれど、どこにも行きたくない時に。」というナレーションが入ります。
このナレーションは、現実世界でヴィジョンを失い、失った幸せを取り戻すため自分の世界(ウエストビューでの暮らし)に閉じこもりった今のワンダの状況を表しているようです。
第5話のCM ラゴス ペーパータオル(リアリティ・ストーン)
4話を飛ばして放送されたCMでは、ペーパータオルで赤い液体をふき取るシーンがあります。
これは『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』での液状で登場したリアリティストーンを表しているのではないかと思われます。
インフィニティストーン紹介
○リアリティストーン(エーテル)
パワー:物資を変換できる。宇宙をビッグバン以前の状態に戻すことができる。
登場作品:『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
所有者:コレクター pic.twitter.com/EI2FUG3gAt— アメコミ映画情報 (@amecomidaisuki) May 13, 2018
ラゴスとは、『シビル・ウォー』にて、アベンジャーズ入りを果たしたワンダが、民間人を巻き込む事故を起こしてしまった土地の名前です。
この事故から、ソコヴィア協定が結ばれることとなり、ヒーロー同士の対立構造ができるきっかけとなりました。
「好きで失敗したんじゃない、しょうがないでしょ」というキャッチコピーは、ワンダのこの事故への心情がダイレクトに反映されているといえます。
第6話のCM ヨーマジック(ソウル・ストーン)
これまでのCMとは一変、アニメーションのCMです。
無人島で空腹の少年?が、サメからヨーマジックという食品を受け取るも、フィルムが剥がれず骸骨になり餓死する様子をコメディタッチで描いています。
この骸骨になるというところから、4次元キューブにより惑星ヴォーミアに半世紀もの間飛ばされていたレッドスカルを想起させ、ヴォーミアで発見されたソウルストーンが関係していると思われます。
ワンダはレッドスカルとは直接会ったことはないはずですし、「ヨーマジック 生き延びたければこれ食べな」というこのCMのキャッツフレーズとも、トラウマと関係しているかわかっていません。
ヨーマジックがyour magic説が多い見たいですね。magicを食べないと死んじゃうのかな。CMの少年はヴィジョンか、街の人か、こどもたちか、それともワンダか。#ワンダヴィジョン
— てんゆう(Ten-Yu) (@TenYu58574457) February 12, 2021
こちらの方のツイートを読んでなるほど!と思いました。
6話でワンダのヘックスパワーに満ちたウエストビューの中でしか生きられないことが分かったヴィジョンや、ウエストビューの中で生まれたトミー、ビリーも外の世界に出たらヴィジョンのようになってしまうのか。ウエストビューがなくなる=ワンダが作り上げた彼女自身の幸せもなくしてしまうことになります。
第7話のCM 抗うつ剤「NEXUS」(パワー・ストーン)
7話は6話のようなアニメーションではなく、いつもの俳優さんに戻りました。
残るインフィニティ・ストーンはパワーストーンですが、ストーンとのつながりについては薬もストーンもカプセル状のものに入っていることくらいしか筆者にはわかりませんでした^^;
「世界はあなた中心に回ってはいないのです。いえ、もしかして」というフレーズには、ウエストビューはワンダを中心に回っているように見えて、実は自身の目的のために裏で暗躍していたアガサのことを表しているのでしょうか。
ワンダが事故を起こした土地”ネクサス”
また今回のCMの”ネクサス”という単語について、いくつかネットでの考察があったので紹介します。
一つは、「エイジ・オブ・ウルトロン」でネットの中継ポイントとして出てきたネクサスという地名についてです。
7話観賞終了。
CMのNEXUS(ネクサス)は#エイジ・オブ・ウルトロン
に出てきたノルウェーのオスロにあるインターネットの世界的中継拠点。ウルトロンが核兵器の発射コードを入手しようとハッキング
してた施設名だね。#ワンダヴィジョン#MCU #MarvelLegends #DisneyPlus#マーベル #ディズニープラス pic.twitter.com/ojzyjkot7O— SeNRi (@SeNRi1980) February 19, 2021
一度は消滅したと思われたジャーヴィスが、ウルトロンから核兵器の発射コードを守っていたと判明したのがこの施設での出来事でした。
そしてこの出来事から、ジャーヴィスはヴィジョンへと生まれ変わることになり、現在に至ります。
ワンダはマルチバースをつなぐ存在”ネクサス・ビーイング”
二つ目は、ワンダはネクサス・ビーイングと呼ばれるマルチバースをつなぐ存在であること
ワンダヴィジョン7話のCMのこの“NEXUS”っていう名前、コミックスのNexus beingsと関係があるならマルチバースを示唆するし、かなりアツい🔥#ワンダヴィジョン pic.twitter.com/ErlxIUpmwI
— はやと@D垢 9/29、10/8🏰 (@bemagical_4ever) February 19, 2021
劇場版次回作の「ドクター・ストレンジ/イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」にもスカーレットウィッチとして登場することがわかっているワンダのことを指しているかもしれません。
CMに関連するインフィニティ・ストーンの指す意味とは
シットコムの中で流れるCMはワンダのトラウマからくるものだけではなく、インフィニティ・ストーンとの関連があることがわかりましたが、ストーンが出てくる意味はどこにあるのでしょうか?
インフィニティ・ストーンをめぐる戦いで愛するヴィジョンを失ったことがワンダのトラウマとして反映されているのか、ストーンが再び登場することの暗示なのか、まだ謎が残ります。
ワンダヴィジョンのCMはストーンとワンダのトラウマが関係している?まとめ
ワンダヴィジョンのCMに関連するインフィニティ・ストーンとワンダのトラウマを合わせて紹介させていただきました。
7話についてはちょっと微妙ですが、一応これで6つのストーンが出揃いました。
ここまでで出てきたインフィニティ・ストーンは
- 第1話 マインド・ストーン
- 第2話 タイム・ストーン
- 第3話 スペース・ストーン
- 第5話 リアリティ・ストーン
- 第6話 ソウル・ストーン
- 第7話 パワー・ストーン
残すところあと2話となりましたが、アガサ・ハークネスが登場したことで、シットコムの上映は彼女の監修していたようなシーンがあることから、今後はシットコム展開はなくなり、劇中CMもなくなる可能性があります。
時代を経るごとに現在のワンダとリンクするような内容のCMが増えてきて、次回もCMが続くようであれば、表面上あまり明るいCMではないかもしれませんね。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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